ロンドンでは五輪の混雑解消を目的に導入したテレワークが、その後も定着した実績があるようです。日本でも、下記のような背景の中、段階的にテレワークが浸透し、働き方が変わっていくでしょう。いや、ぜひ変わって欲しい!
- アベノミクス「第三の矢」
- アクセンチュアや、カルビー等の大手がテレワーク導入
- 保育園問題などの社会的背景
- 残業禁止
- 副業時代
とはいえ、仕事に家事に育児に趣味と、複数の顔を持ちマルチタスクでやっていると、テレワーク導入によって、ますますON/OFFの境目が薄まる…。
テレワーク実戦にあたって、日々意識したいタイムマネジメントについてまとめます。
テレワーク普及により成果主義が加速。
これまでは残業などの勤務時間が給与計算の主な指標。
つまり時間拘束≒対価を得るのが中心。(成果に対する評価は、あっても半期に一度の給与改定や、賞与に影響がある程度)
一方、テレワークによって評価者からは勤務態度は見えなくなると、目に見える成果物が評価対象になる。つまり、今後は時間ではなく、成果主義が加速するのではと…。
がむしゃらに成果を出せば良いのではなく、自分にとっておもっとも大事な資産である「大切な時間」の使い方について基本方針を定めます。
- 限られた時間内で成果を上げる
- AI時代。自らの能力開発にこそ投資する。
- 副業時代。本業と相乗効果を発揮するような副業。自分の価値を高める、試す副業にもトライする。
知識に対する投資は、常に一番の利益を生み出す。
意識しておきたいON/OFFの境目
家事や育児の時間を自由にコントロールできるので、子育てファミリーにとって、テレワークで仕事ができるのはとても助かる。
一方、突然ONタイムがやってくる。
- 何かトラブルがあった
- 締切が迫っている
- 自分が作業を止めている
- 上司、クライアントから連絡が入った
等々、着信は突然に♪
これらに対して、自分ではスマートに対応しているつもりでも、一緒に居る家族にも緊張が伝わってしまうようです。たとえ着信がなかったとしても、締め切り前は何かと言動・行動がピリピリしてしまっているようで…。
仕事のピリピリ感を家庭内に持ち込まない
家族への配慮はこれまで以上に。
- TEL/MAILの対応中は、意識的に家族と一歩距離を離す
- 締め切り間近などの状況は、家族への協力も仰いでおく
瞬時にON/OFF切替える
ビジネスマンとしての責任意識がOSだとして、電源は切らず常にスリープ/スタンバイ状態にしておく。
- しっかりOFFに集中。OFFがあってこそのONタイム
- しかし瞬時にONに切り替えられる
- 最低限の対応で済むように、先手は打っておく
「ON/OFFの境目が無くて、休んだ気がしない」なんてのは、最初だけ。すぐに慣れて、耐性が身につく。結局自分を強くするしか無い。
すべては余裕があるかどうか
- パドル前から、整っている呼吸
- テイクオフ前には、乗れる位置に移動
- 進行方向に向かう視線
- 連動する先行動作
出典:とあるプロサーファーのサーフレッスンより
大切になるリアルな出社時間
テレワークや効率化を求めると、リアルな面会の機会が無くなり、周囲との人間関係は希薄化。だから、出社中は、今までよりもっと”貴重な機会”として大切になる。
一度会ったことがある相手とは電話会議がスムーズ。
リアルに会った事が無い相手とは、どこかぎこちない。
遠隔で仕事をこなすための準備としても、出社した時間は有意義に、信頼関係を構築する時間に投じたい。
目上に対しては謙虚に、
同僚に対しては礼儀正しく、
目下には優しく振舞う。これはみんなが心地よく生きるための
「社会生活のルール」である。
出典:ベンジャミン・フランクリンの名言
こんな基本中の基本を改めて再認識。
生産性を高める
小さい箱の中で整理整頓するよりも、大きな箱の中で整理整頓するほうが、大きなスペースが生まれる。
誰もが普通に行っている一般的な効率化
- 無駄な時間を排除する
- 物事の優先順位を決める
これを、これまでのONタイムの中だけで行わず、OFFの時間まで広げて工夫することで、これまでよりも時間を生み出せる。
移動時間、外出準備の時間、食事 etc.
それぞれの時間とお金も効率化できる
ON/OFFの境目が曖昧となるテレワーク時代、副業時代において、ともすればその境界線で苦しみかねないけれど。「仕事、恋愛、家事、育児、趣味。どれも諦めない。」そんな想いと、ちょっとした工夫で、テレワークのようなチャンスを最大限に活かしたい。クオリティ・オブ・ライフを高める。しっかり仕事して納税する。それがわたしの社会貢献。
生産性UPについて、こんな記事も書きました。
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