やられてしまった。。
ボードも、心もぽっかりと大きな傷が。。
と、凹んでいる場合じゃありません。
高価なボードで、中古買い取りをねらっている人は、素直に腕の良いプロショップに持ち込みするのが正解ですが、そこそこ痛みのあるボードはセルフリペアで直しちゃいましょう。
ただ、たまにしかリペアの機会が無い一般サーファーは、作業の段取り間違えたり、削りすぎてやり直したり、ヤスリで手が痛んだり、ラジバンダリ、作業効率が悪く、無駄に時間がかかる事も多いのでは??
そんな私も今回も久々のリペアで大苦戦でしたが、そこで色々と得た気づきをリペアハックとして記します!
この記事は長文の為、下記2パートに分かれてます。
- 知識編: 時短&仕上がりUPのコツ
- リペア実施編: 手順 基本の流れ
知識編: 時短&仕上がりUPのコツ
コツ1 レジン硬化時間を考慮した段取り
サーフボードのリペアは1日にしてならず。
週末サーファーにとって貴重な休日ですが、この段取りというやつは、きちんと最初から認識しておくべし。とりあえず削って~塗って~とやっているとあっという間に1日過ぎます。
1日目:ワックス剥がし&削り&樹脂塗り
2日目:樹脂削り整形
(より綺麗な仕上がりを目指すなら)
3日目:ホットコート
4日目:最終仕上げ
つまり樹脂を塗ったあとは24時間以上、固まるまでの時間が必要です。
リペア箇所が数カ所あるなら、1個づつ直していくのでなく、数カ所一気にまとめて工程を進めていこう。
デッキ&ボトムなど、逆サイドのクラック箇所などは、樹脂垂れを心配して、分けて作業を進めがちですが、薄塗り&硬化剤の量&1日目作業終了までの乾燥時間を考慮すれば、1度に作業できちゃいます。(プロはそんな雑なことしない!という事もあるのかもですが、週末サーファーは時間が無いのです。早く海に生きたい!)
コツ2 樹脂の塗り方で、後々の無駄工程を極力省く
ピンクのマスキングテープの上に重なった樹脂や、下にたまった樹脂の削りが、後工程で面倒。マスキングテープの内側に収まるように樹脂を塗るべし。
コツ3 必要最低限のツールを揃える ※リペアキットでは足りない
樹脂塗り込み過ぎなど、樹脂の削り時間が一番時間を取られる。
電動サンダーに頼ればいいじゃん!という話もあるけども、ちょっとしたリペアだと、サンダーで削るほど大きな面では無く、緻密な作業を求められる場面が多い。
さらに落とし穴。サンディング作業をする自分に酔ってしまうのか。。たいして削れてなくても、見た目には結構削り粕が見えていて、気づけば、あっという間に時間が経ってしまっている事が多い。
プロに言わせれば基本の“き”なんでしょうが、
あら目→中目→細め この順番を徹底すれば、圧倒的に超早い!
そこでオススメグッズを紹介。
まずは汎用削りグッズ
- カインズの木工用ヤスリセット中目 ¥700くらい
これら全て購入しても4000円程度。※プロショップでのちょっとしたリペア1所分くらい?
KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入(#80・#150・#240・#400×各3枚) 新品価格 |
SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 液体コンパウンドトライアルセット 390g 09193 [HTRC3] 新品価格 |
ガンガン削るなら電動ルーター
ノーズやレール部分の盛りすぎた樹脂を削る場合。陥没面に樹脂を塗って盛り上がりすぎた場合など、ヤスリでの削りが困難な場合、フィギュアやプラモデル等のモデラーさんが愛用するルーターを使うと細部の削りだしに使える。
ルーターにジルコニアという先端パーツをつけると魔法の様に削れる。
※紙やすりで指がジンジンしてる私にはとても気持ちの良い動画
→ぐりぐり削ってる動画(youtube)
※静芯と、回転数が重要。電動ドライバーの回転数だと辛い。ダイソーにも数百円で買えるルーターがあるが、それだとトルクが弱くてサーフボードリペアにおいてはほぼ意味なし。
その他の道具
- カラー合わせ問題
水性スプレーを混ぜ合わせて色調整が可能(油性でも問題なしとの話もあり)ただし、色合わせはかなり難しいので難易度は高い。 - レジン、硬化剤
カインズ等のホームセンターでも、楽天等でも、サーフボード用のクリアレジンがおかれてます。大中小と缶のサイズがあり、大きいほうがコスパよし。長期保存可能(数年放置すると黄ばむらしい) - ガラスクロス
これもカインズ等で入手可能。建材用の斜めに編みこまれたものでなく、直角にクロスして編みこまれたものを買うべし - フォーム
これはホームセンターに見つからず。サーフショップで買うべし。発泡スチロールでも代用できるかもしれないが、それはサーファー心が許さない(でしょ?) - レジン塗るときのビニール手袋
たいがいのリペアキットには入ってないが必需品。ホームセンターで300円で100枚入りのが買える。 - アセトン
それでもレジンが手についてしまったらアセトンで落とす - その他、紙コップ、レジンを塗る割り箸のような棒なんかは100均で揃えよう!
- (追記)クリアファイル!!!これ超便利。詳しくは下記へ
つづけて、いよいよリペア実施編へ!
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