三角屋根のおしゃれなハウスフレーム型ベビーベッド(兼キッズスペース兼キッズソファ)のD.I.Y.レシピです。自作だからインテリアにぴったり収まるサイズ感に仕上がりました。ホームセンターで揃う材料&道具で作れます。
STEP1:Pinterestで情報収拾 〜 インスピレーション&モチベーションを得る
Pinterestで「HOUSE FRAME BED」等で検索すると、参考になるビジュアルが沢山見つかります。三角屋根といっても様々な形状があり、飾り付けも個性豊かです。DIYレシピも海外サイトでいくつか見つかります。
参考:Pinterst – HOUSE BED for BABY
STEP2:設計図を描く
まず、置き場所を決めて、サイズ感を定めます。今回はリビングの一角に設置することを想定し、長辺/短辺のサイズを決めました。そうすると、必然的に、諸々のサイズも固まります。
また、完成後の利用シーンを考えて、下記を条件を満たすデザインにしました。
- 走り回る上の子達から、赤ちゃんの身を守る
- オムツ交換が楽になる高さ
- オムツや、お尻拭きの収納スペース確保
- インテリアにぴったり収まるサイズ感
- ベビーベッドを使う期間はわりと短いので、将来的にキッズソファになるデザイン
最後の条件が悩んだポイント。ベッドを優先するなら、寝返り落下防止のサイドガード(手すり)を設置すべきですが、今回は日中のちょっとした利用がメインなので、将来的にクッションを置いてキッズソファにする条件を優先しサイドガードは付けませんでした。あわせてソファ利用時に頭がつっかえないよう、屋根の土台部分(桁)は片方だけの設置としています。
STEP3:必要なものを揃える
材料
- 骨格用のSPF角材(3.5cm角×長さ16m分程)
- ベッド部分土台のOSB合板 1枚(1820×910×11mm ¥1200前後)
- マットレス上地用 固綿シート(50cm四方×3点 ¥600前後/点)
- マットレス下地用 ウレタンシート(50cm四方×3点 ¥400前後/点)
- 木ネジ / コーススレッド(長さ4.5cm以上のもの ¥500前後)
- 接着剤(マットレス接着用)
- 強力両面テープ(マットレス接着用)
道具
- 電動ドライバー(穴あけ用 / ネジ締め用、手作業だと辛い)
- 丸ノコ(角材/合板のカット用、のこぎりでも頑張ればいける)
- 紙やすり or サンダー
- 作業台(ワークベンチ)
- マットレス接着用の接着剤と強力両面テープ
STEP4:骨格づくり
4-1:骨格の材料を加工する
角材を必要な長さにカット
- 柱×4本 長さ900mm
- 短辺×4本 長さ630mm(=700-35-35)
(2本は底辺、2本はベッド部土台(胴差し)) - 長辺×5本 長さ830mm(=900-35-35)
(2本は底辺、2本はベッド部土台(胴差し)、1本は屋根部の土台(桁)) - 屋根の斜め部分(垂木:たるき)長さ445mm×4本
- 屋根の長辺(棟木:むなぎ)長さ900mm×1本
- ベッド部の支柱(管柱:くだばしら) 長さ200mm×8本
角材の角を丸める
赤ちゃんがぶつかっても痛くないように、尖った角という角を丸くしていきます。手作業ではきついですが、サンダーで削ると楽チンです。
4-2:骨格の組み立て
まずは土台を組み上げ
設計図にしたがって組み上げていきます。
接合部は、いきなりネジ締めすると木が割れてしまう場合があるので、一度ドリルでネジ穴を開けてからネジを締めます。
また角の3本連結させる部分は、写真のように、ネジが交差する部分でぶつからないように、少しズラしてネジ締めします。
屋根(垂木:たるき)部分を乗せる
柱のうえに屋根の斜めのパーツ(垂木:たるき)を設置します。
柱に乗っかる部分は、下記のように加工します。
見た目的にも目立つ部分なので、丁寧に仕上げます。
屋根の完成
三角屋根のハウスフレーム形状のもっとも特徴が出る部分なので、シンメトリーでシンプルな構造になる組み方を採用しました。
垂木の上に、棟木(むなぎ)を乗っけて屋根が完成です。これで骨組みが安定します。
STEP5:ベッド部分の組み立て
ベッド部分(胴差し)を組み立てていく
ベッド部の板を乗せる胴差しと呼ばれる部分を組み立て。
補強となる柱も追加します。ベッド下にオムツ交換グッズ等が収納できます。
ベッドの床板を乗せる
ベッド部分の床板を用意します。ベッドと同じ700mm×900mmサイズにしたうえで、四隅から柱部分の35mmをカット。あとは先ほどの骨組みに乗せるだけ。
STEP6:マットレスの取り付け
マットレスは固綿シート+ウレタンシートの二重構造で作成
固綿シートの上部にウレタンシートを重ねていきます。ホームセンターで入手出来るものはサイズがあわないので、ぴったりハマるように加工していきます。
固綿シートとウレタンシートをカット加工
今回用意したマットレス材料(固綿シート&ウレタンシート)は正方形なので組み合わせを工夫して、ベッドマットレスに加工します。
図のように、なるべくつなぎ目を互い違いになるように重ね、お尻を乗せた時に境目が気にならないように配置し、接着剤でくっつけます。
マットレスをシーツやお気に入りの布で包んで完成です。
STEP7:完成
ついに三角屋根のHOUSE FRAME BEDが完成です。babyお気に入りの枕や毛布やおもちゃを並べてあげます。
我が家のベビーは、ベッドメリーと優しく光るLED電飾がお気に入り。ベッドに置いて、スイッチを入れると、いつもの自分の場所だと安心するのか、いつしか眠ってしまいます。
あとがき
大変だったけど、D.I.Y.して良かった点
- 三角屋根のハウスフレームでリビングがオシャレになる
- ぴったりサイズでデッドスペースが無し
- 作る過程を上の子達と楽しめる
- 新しい家族を迎える心の準備になった(上の子達にとっても)
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